映画「マリアンヌ」。

「ドクターストレンジ」に続き、ブラッド・ピッド主演の映画「マリアンヌ」を観てきました。

 

映画館ではいつもアクションモノを観てますが、今回は珍しく恋愛モノです。

 

1942年、第二次世界大戦真っ只中、モロッコのカサブランカでの恋の話です。

 

イギリス軍に所属する秘密諜報員のブラッド・ピッド(マックス)がフランス軍レジスタンスの女性マリオン・コティヤール(マリアンヌ)に恋をして結婚する。

その後、空襲の中で女の子アナが産まれ順調な生活を送っていた矢先に実は妻がドイツのスパイ、と疑われる。

 

72時間の猶予の内に妻を殺さなければならないが、本当に自分の妻がスパイなのかどうかをあらゆる手段を使って個人的に調べるマックス。

 

そして、スパイだと確定したが愛した人を殺せるはずもなく、しかし殺さなければ自分が大反逆で死刑。

 

スパイかどうか確定する為に、マックスはまだ開かぬ朝方のパブに行きピアノの前に座らせマリアンヌに「ピアノを弾け」と言うが、静かにピアノの蓋を閉じるマリアンヌ。

「あぁ、弾けないんだな…スパイだったのか…」と思った時にマックスがスパイと確定した妻を殴ろうとするけど、愛した人だから殴れない愛しい気持ちで強く抱きしめる瞬間が切なかったです。

 

 戦争モノは見ていてツライです。

しかし、一昔前は戦争映画=大量虐殺や国と国のやりとりを描いたモノが多かったと思いますが、最近作られる戦争映画は一人の人や戦争の背景に焦点を当てて心情を描いた映画が増えた感じがします。

 

第2次対戦中にナチスドイツに奪われた美術品を救う「ミケランジェロ・プロジェクト」とか。

 

そんな映画を見た後に戦争中でもやっぱり人の気持ちは今の人と変わらないし、誰かを愛し、悲しむのは同じだなぁ、と。